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探求が終わる前に書かれた記事

意識的に苦しみを味わうことをオススメする理由

意識的に苦しむことをオススメするだなんて、
絶望的なタイトルですね。。

でも本気です!

なんで、イヤな考えが頭の中にでてくるのか?

苦しむこと。
好きですか?

「キライに決まってるじゃないか!」
という声が聞こえてきそうです。

そうなんです。
ほとんどの人は苦しいことなんてキライですよね。
僕もそうでした。

なんかイヤな考えが頭の中にでてきたら忘れようとしたりしていました。
でも、そもそも、なんで頭の中にイヤな考えってでてくるんでしょうか?

当たり前すぎて考えたことがない人もいるかもしれませんが、
それには理由があったりします。

考えは子どものようなもの。見てもらいたがってる。

実のところ、私達の頭の中にでてくる考えって、
自分の子どものようなものなんです。

自分自身ではないんです。

そして、僕たちはその子どもの面倒をみなければいけない親的な存在なんですね。

でも、ほとんどの人はそんな考え方をしません。
イヤなことがあると、親や友達にグチったりすることで、苦しみをなくそうとしたりします。

はたまた、なんらかの娯楽で発散したりとかでしょうか。

たしかに、それで気が晴れることも多いと思います。

でも、そういった「イヤな考え」は、
定期的に再発したりします。

なぜなんでしょうか?

それは、その「イヤな考え」は、
親や友達にではなくて、あなたに見てもらいたがっているんです。

意識としてのあなたにです。

「イヤな考え」はあなたのことを親だと思っているんですね。
そして、意識を向けてほしくて頭の中にでてきているわけです。

そんな状態のときに、
あなたの意識が外を向いていたらどうなるでしょうか?

その「イヤな考え」は満たされることなく、
チカラを保ち続けます。

そうして、また再発するんですね。

楽しい考えにすぐに飽きてしまう理由。

「本当にそんな仕組みになっているの?」
って思うかもしれません。

それじゃあ苦しいことではなくて楽しいことだったとしたらどうでしょうか?
楽しいこと。好きですか?

ほとんどの人は好きだと答えると思います。
楽しいことにはドップリと浸っていたいですよね。

でも、わりとすぐに飽きてしまうのではないでしょうか?
楽しいことほどすぐに飽きてしまうことがあります。

それは、僕たちは、
楽しいことにはまっすぐに意識を向けるからです。

実のところ、僕たちの頭の中にでてくる「考え」というのは、
楽しいことにしろ苦しいことにしろ、
その目的は同じなんです。

意識を向けてもらうことなんですね。

意識をむけてもらえると、
満足して消えていきます。

楽しいことの場合は、
たっぷりと意識を向けてもらえるので、
消えていくスピードが速いんです。

そうすると、結果的に飽きるという現象が起こります。

関連記事:飽きっぽい性格を直す必要がない理由。

苦しいことにも飽きることができます。

ということはですよ。

苦しいことも、しっかりと意識を向けてあげれば、
消えていくんじゃないでしょうか?

苦しいことにも飽きるという現象が起こりうるんじゃないでしょうか。

僕の経験として、それはあります!
苦しむことに飽きるという経験をしたことがあります。

僕は、一時期、実家で引きこもりをしていたことがあります。
仕事も上手くいかず、もうどうしょうもない状態です。

絶望的な状況です。
苦しい状態が続きました。

でも、あるとき、その苦しさが消えて、
冷静になっている自分を発見したんです。

それってどういうことなのかというと、
苦しさにずっと意識を集中していたので、
その苦しさが満足して消えてしまったんじゃないかと思います。

つまりは、苦しむことに飽きたということです。

そして、結果として後には「空白」が残りました。
ただ、気づいている意識としての自分ですね。

関連記事:「空白」とは?

まとめ

というわけで、意識的に苦しむということについてお話しました。

苦しいことにも飽きることができるなんてビックリですよね。
僕も、最初にそれを経験したときにはビックリしました。

でも、自分の過去を振り返って、
飽きることがなかったことを探してみてください。

ほとんどといっていいほど無いのではないでしょうか。

とくに楽しいことはですね。
だからこそ、この世の中にはこんなにも娯楽があって、
常にあたらしいものが登場してきているんだと思います。

みんな飽きてしまうから。

でも、苦しいことは避ける傾向があるので、
いつまでたっても飽きることができません。

一度、苦しむことに飽きる経験をすれば、
どんどんと苦しいことに飽きていくことができるようになると思います。