今回は、アートマンとブラフマンを巡る4つの思想パターンについて考察したいと思います。feat.ブッダです。真理の探求において、アートマンとブラフマンの関係性というのは、切っても切り離せないというか、2500年以上前のヴェ […]
カテゴリー: 仏教
〝月をさす指〟の先に、月が見えないのは何故か?
禅には〝月をさす指〟という言葉があります。月が真理なのであり、禅師はその月を指さします。でも、ともすれば多くの人は、月ではなく、その指に注目してしまいます。〝月をさす指〟という言葉は、そのことを戒めるものです。「指そのも […]
禅の曹洞宗では只管打坐(しかんたざ)が重要視されているのではないかと思います。 只管打坐とは、ただ、ひたすらに坐ることです。 あれこれと考えずに、ただ、坐禅し続けることです。 禅には禅問答という言葉もあります。 言葉を使 […]
今回は、道元の「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」をわかりやすく解説したいと思います。 道元といえば、禅の曹洞宗の開祖と呼ばれる人物です。 僕は、禅というのは宗教だとは思っていません。 正確に言えば、宗教だとは思っていませ […]
仏教やアドヴァイタ・ヴェーダーンタでは「無知」という言葉が使われたりします。 普通に考えるならば、無知というのは知識が無いことであるように思えますよね。 現代においては、脳に蓄積される情報のことを知識と呼ぶのではないかと […]
煩悩の意味をわかりやすく解説【欲望と違うのか?】
仏教には「煩悩」という言葉があります。 煩悩を捨てることが推奨されると思います。 でも、そもそも、煩悩って一体なんなんでしょうか? 多くの場合、煩悩とは欲望のことだと考えられがちです。 なので、煩悩を捨てるということは、 […]
禅の十牛図は、マインドフルネスの過程を表している図であると言われることがあるようです。 牛を探そうとする姿が、マインドフルネスであるように見えるのかもしれません。 自分の行動に気づきながら、日常生活を送ろうとするマインド […]
四諦の〝道諦〟とは本当に八正道のことなのか?
今回は、仏教の四諦(したい)と八正道についてお話したいと思います。 ブッダは、四諦と八正道を説いたと言われています。 Wikipediaの四諦についてのページによると、四諦というのは、この世は苦しみである(苦諦)、苦しみ […]
今回は、なぜ、ブッダは縁起を説いたのかというお話をしようと思います。 ブッダは四諦(したい)を説いたと言われています。 この世は苦しみである。 苦しみには原因がある。 苦しみは滅することができる。 その方法は、苦しみを観 […]
今回は、龍樹(ナーガールジュナ)の「中論」をわかりやすく解説したいと思います(中村元『龍樹』講談社学術文庫より)。 「中論」というのは、仏教の「空」の思想の解説書みたいなものです。 般若心経の「色即是空・空即是色」を論理 […]