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出版のお知らせ

『空白JPアーカイブ2022+』紙書籍&電子書籍を出版しました

紙書籍&電子書籍『空白JPアーカイブ2022+(Amazonへ移動します)』を出版しました。

2022年に空白JPに投稿したすべての記事と、書き下ろしの特別記事「真理の探求における折り返し地点」を収録しています。

今回の特別記事は、第一部「瞑想と自由意志」、第二部「真理に何を求めるのか?」、第三部「私は在る」、の三部構成で書いています。総文字数は3万8千文字ほどになりました。今まで書いてきた記事の中でも最長です。

冒頭の文章を少し紹介します。

真理の探求というのは、真っ直ぐな道だと思っている人はどれだけいるでしょうか? ひたすらに瞑想を実践した先に、真理を悟るということがあるのだと思っている人はどれだけいるでしょうか? もしくは、真理の探求というのは、未開の土地を探索するようなものだと思う人はどれだけいるでしょうか? その先に、未知の何かが待っていると思う人はどれだけいるでしょうか?

実のところ、真理というのは探すまでもなく、ここに「在る」ものです。真理は未知のものじゃありません。むしろ、それはどうしようもなく馴染み深いものです。

世の中には、様々な真理についての教えがあります。ともすれば、「真理はどんなルートをたどったとしても、最終的には同じところにたどり着く」と言われることもあります。それは、登山に例えられることもあると思います。確かに、どの登山口から登ろうが、山頂というのはひとつしかなく、最終的には同じ場所にたどり着きます。

でも、真理の探求のゴールは、山頂にたどり着くことではないんです。山頂にたどり着いたのなら、山をおりる必要があります。登山家だって、山頂というゴールにたどり着いたって、ずっとそこにはとどまりませんよね。そのうち、山をおりてきます。大事なのは、山頂にとどまることなのではなくて、山頂で何を理解するのかということです。登山の場合には、そこには眺望や、日の出のような、体験が得られるかもしれません。でも、真理の探求において、山頂というのは、〝何も無い〟ことです。そこで何が理解されるのか? そのことを理解したのなら、山頂にとどまるという必要はなくなります。

真理の探求には、折り返し地点があります。それは、真っ直ぐな道じゃありません。ただ、どこで折り返せばいいのかということが、世の中的にはほとんど語られることがないんじゃないかと思います。そこで、今回の特別記事では、そのことについて詳しくお話したいと思います。

今回の特別記事は、探求を始めたばかりという人よりも、色々探求してきたけれども、八方塞がりのように感じているという人向けかもしれません。探求がどこで行き詰まるのかということや、どうやって方向性がズレていくのかということが、具体的に書かれているのではないかと思います。もちろん、この特別記事だけに書かれた、隠された秘密みたいなものはないと思いますが、本気の探求者ほど、なにかしらの気づきが得られる内容になっているのではないかと思います。

ちなみに、Twitterで、『空白JPアーカイブ2022+』の特別記事は「死の恐怖は、どう克服されるのか?」というタイトルにしようかと思うというようなツイートをしたのですが、それは書き下ろしの単行本として出版することにしました。2023年中に出版できればいいなと思っています。10万文字以上のボリュームになるかと思います。今回の特別記事を三部構成にしてみたのは、そのウォーミングアップ的なところもあります。

もしよければ、購入して読んでいただけると嬉しいです。ちなみに、Kindle Unlimited会員の方は、読み放題対象で読むこともできます。

(紙書籍&電子書籍『空白JPアーカイブ2022+(Amazonへ移動します)』)

著者用コピーのご案内

『空白JPアーカイブ2022+』(紙書籍)は、Amazonにて3141円で販売されていますが、著者用コピーであれば、同じものが2330円で購入できます。詳しくはショップ「空白JPアーカイブ2022+【著者用コピー】」を確認してみてください。