自分を変えたいんだけど、
なかなか変えられないという人。
多いんじゃないかなと思います。
僕もそうでした。
結論から言うと、
今に満足すれば、勝手に変わります。
どういうことか?
お話します。
自分を変えたいと思うのはなぜか?
そもそも、自分を変えたいと思うのはなぜなんでしょうか?
そこには、なにか目的があるはずなんです。
例えば、仕事で上手くいきたいから自分を変えたいとか。
はたまた、恋愛を上手くいかせたいから自分を変えたいとか。
はたまた、結婚したいから自分を変えたいとか。
いろんな理由があると思います。
ちなみに、僕の場合は、
ニートを克服したくて自分を変えたいと思っていました。
今の自分に満足していない?
でも、それって、
今の自分に満足していないということの裏返しでもありますよね。
仕事が上手くいかない、
恋愛が上手くいかない、
結婚できない、
ニートから抜けられない、
だから、自分は満足できないという考えです。
そして、その原因は自分にあるので、
「自分を変えたい」ということになるんですね。
でも、この考え方には落とし穴があります。
それは、「自分が変われば満足できるのか?」というところです。
きっと、満足することはないんじゃないでしょうか。
心を満たすものとは?
僕たちの心を満たすものってなんなんでしょうか?
仕事で上手くいけば、
まわりの同僚に認められる、
そうすることによって心が満たされるんじゃないかと思う人もいるでしょう。
もしくは、お金が手に入って、
人が羨むような生活ができるようになる。
そして、心が満たされると思う人もいると思います。
恋愛が上手くいけば、パートナーに愛されて、
それによって心が満たされるという人もいると思います。
結婚もそうですね。
パートナーから愛されることによって、
心が満たされるのではないかと考えます。
実は、これらのことに共通することがあります。
それは、相手から「意識」されるということです。
意識されることが、心の栄養源。
実は、意識されるということが、
心の栄養源になるんですね。
子どもを観察してみるとよく分かると思います。
「ねぇねぇ!見てみて!」って見てもらいたがります。
それって、無意識的に、
相手の意識を求めているということなんです。
子どもが芸能人に憧れるのも、
これが理由だったりします。
だって、芸能人になれば、
たくさんの人から注目されるからです。
つまりは、たくさんの人から意識されます。
有名になりたいというのも同じ理由ですね。
仕事も、恋愛も、結婚もそうです。
もちろん、それだけが理由ではないかもしれませんが、
相手の意識を求めるウエイトは大きいと思います。
でも、意識されることは、
必ずしも相手が必要なものなんでしょうか?
意識って、自分も持っていますよね?
自分で自分を意識することで、自分を満たす。
実は、自分で自分を意識することでも、
自分を満たすことができます。
相手から意識されるのと同じか、
それ以上の効果を得ることができます。
おそらく、この世の大きな秘密のうちのひとつだと思います。
このことに、明確に気づいている人は、
それほど多くはないんじゃないでしょうか。
例えば、仙人。
いや、仙人みたいな人が実際にいるのかはわかりませんが、
山奥でひっそりとひとりで暮らしているイメージですよね。
はたからみると、とても寂しそうにみえるかもしれませんが、
仙人は自分で自分を意識することによって、
自分を満たしているんですね。
これと同じことが、あなたにもできます。
自分を変えたいと思っている自分を、
自分で意識するんです。
まるで、自分を他人のように感じるってことです。
自分を変えたいと思っている自分は心なので、
意識を使って、心を見守るような感じです。
一瞬だけじゃないですよ。
日常生活の中でも出来る限りそれを続けるようにしてみてください。
ネガティブな感情がでてくることもあると思います。
でも続けてみてください。
そうすると、不思議なのですが、
心が満たされていることに、あるとき気づくと思います。
自分は変わっていないのに。
まとめ
というわけで、
自分を変えたいんだけど、
なかなか変えられない場合にどうするかというお話をしました。
大丈夫。自分を変えようとしなくても大丈夫です。
そのかわり、自分を変えようとする自分、
つまりは心ですね。
その心を、意識でしっかりと見守るようにしてみてください。
自分を客観視するという感じでしょうか。
そうすると、心はだんだんと満たされてきます。
そして、満たされた上で、
それでもまだ変わりたければ、変わってみればいいんです。
もうすでに満たされているので、
満足していなかった時の自分に比べて、
変わりやすくなっているはずです。