あなたは自分の感情をコントロールできますか?
なかなか難しいですよね。
でも、世の中には、
自分の感情をコントロールできている(ようにみえる)人もいます。
一体なにが違うんでしょうか?
お話します。
感情から逃げない。
まず、最初に言っておきたいこと。
それは、感情はコントロールできないということです。
自然をコントロールすることはできないのと同じくらい、
感情はコントロールできないと思います。
でも、世の中には、
感情をコントロールできているようにみえる人たちもいます。
そういった人たちは、
感情に振り回される人たちと何が違うんでしょうか?
その違いは明確だと思います。
感情をコントロールできているようにみえる人たちは、
感情から逃げることをしない人たちです。
それが、ネガティブな感情であっても。
僕たちは、いろんな種類の感情を抱きますよね。
ポジティブな感情もあれば、
ネガティブな感情もあります。
もっとアンニュイな感情だってあります。
退屈を感じることだって感情です。
そして、僕たちは、
ポジティブな感情は喜んで受け入れますが、
ネガティブな感情は避ける傾向があると思います。
例えば、会社でイヤなことがあったら、
会社帰りに居酒屋とかによって、酔っ払って忘れようとしたりします。
グチをこぼすことで、
イヤなことを忘れようとする人もいると思います。
女性であれば、
友達とカフェで長時間話しをすることで、
イヤなことを発散させようとするかもしれません。
もしくは長電話とかで。
感情をコントロールできる(ようにみえる)人は、
おそらく、こういうことはしないのではないでしょうか。
ネガティブな感情から逃げようとしないと思うんです。
楽しい感情が、だんだん薄れていくのはなぜか?
僕たちは、
楽しい感情というのは、喜んで受け入れますよね。
例えば、海外旅行。
ハワイにバカンスに行くとなれば、
それはそれは楽しい感情に満たされると思います。
「わ〜い!ハワイでどうしようかな〜?ルンルン♪」
となるわけです。
僕もハワイに行くのは好きです。
でも、おそらく、
ハワイに行く回数が増えてくると、
だんだんとその楽しさは薄れてくるんじゃないでしょうか。
ハワイに100回行ったことがあるという人は、
初めてハワイに行ったころのようには楽しめないかもしれません。
ハワイに飽きてしまったという人もいると思います。
感情はアメ玉みたいなもの。味わうと溶けて消えていきます。
実は、感情というのは、
アメ玉みたいなものだと思うんです。
味わうと、溶けて消えていってしまうんです。
楽しい感情というのは、喜んで味わいますよね。
そうすると、アメ玉が溶けていくスピードも早くなってしまいます。
そして、いつかは溶けて消えてしまいます。
楽しいという感情が消えてしまいます。
つまりは、飽きてしまうんですね。
信じがたいかもしれませんが、
これと同じことが、ネガティブな感情でも起こるんです。
感情をコントロールできる(ようにみえる)人たちは、
自覚があるかないかはわかりませんが、
このことを知っています。
だからこそ、ネガティブな感情から逃げようとしないんですね。
ネガティブな感情もじっくりと味わってみる。
感情というアメ玉は、
味わい尽くさないことにはなくなりません。
ネガティブな感情を避けていると、
いつまでたっても、
ネガティブな感情というアメ玉を抱え続けることになります。
一時的に忘れることができたとしても、
なにかのキッカケで、また表面にあらわれてきます。
なので、ちょっと苦しいかもしれませんが、
意識的に、ネガティブな感情を味わってみるということをオススメします。
「良薬、口に苦し」とも言いますよね。
ちなみに、いつ、その苦しみが消えるかは人によります。
だって、人によってアメ玉のサイズは違うからです。
幸運にも、小さいアメ玉だったらいいのですが、
バカでかいアメ玉を持っている人もいるかもしれません。
でも、ちょっとずつでも味わっていかないと、
いつまでたっても、そのネガティブな感情は消えてくれません。
まとめ
というわけで、
感情をコントロールできる人とできない人の違いについてお話をしました。
僕が、最初に「感情はコントロールできない」と言ったのは、
感情をコントロールしているようにみえる人たちは、
感情をコントロールしているわけではなくて、
感情というアメ玉を味わいつくして、消しているだけだからです。
ネガティブな感情をポジティブな感情に、
変化させることができるというわけじゃないんです。
たまたま、そうなる人もいるかもしれませんが、
それは、ネガティブな感情を味わい尽くした後に、
たまたま、そうなるというだけの話だと思います。
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