今回は、龍樹(ナーガールジュナ)の「中論」をわかりやすく解説したいと思います(中村元『龍樹』講談社学術文庫より)。 「中論」というのは、仏教の「空」の思想の解説書みたいなものです。 般若心経の「色即是空・空即是色」を論理 […]
カテゴリー: 宗教
禅の十牛図をわかりやすく解説【悟りに至る段階】
今回は、禅の十牛図についてわかりやすく解説したいと思います。 十牛図というのは、悟りに至るまでの段階を10の図と詩にして表したものです。 もともと図は八つだったようなのですが、中国の禅僧・廓庵(かくあん)によって二つの図 […]
今回は、Aさんからリクエストを頂きまして、ブッダの「八正道」についてお話したいと思います。 八正道というのは、ブッダが説いた、悟りに至る道だと言われています。 僕は、八正道のことを、シンプルに「瞑想的な日常生活」と表現す […]
うちの妻が、スリ・ユクテスワの「聖なる科学」という本を買っていたようで、僕に読めと言ってきました。 Amazonではずっと売り切れ中のイメージがあったのですが、今は普通に買えるんですね。 「聖なる科学」というと、以前、A […]
父と子と聖霊【三位一体をわかりやすく解説】
前回、仏教の諸行無常・諸法無我・涅槃寂静【三法印】についてお話しましたので、今回は、キリスト教の「父と子と聖霊」についてお話したいと思います。 三位一体とかトリニティとか呼ばれているものですね。 三位一体も、三法印も、ど […]
三法印が正解で、四法印はありえない理由
前回の記事「諸行無常・諸法無我・涅槃寂静【三法印】」で三法印についてお話した繋がりで、今回は、四法印についてお話したいと思います。 仏教の宗派の中には、三法印に「一切皆苦」をつけ足して「四法印」と謳っているところもあるよ […]
仏教には、「三法印」という言葉があります。 諸行無常(しょぎょうむじょう)・諸法無我(しょほうむが)・涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)の3つのことを指します。 この3つの言葉は、真理を言い表したものと言われています。 この […]
イエス・キリストの言葉です。 ヨハネによる福音書、10章11節に書かれています。 今回は、この言葉について、少しお話しようと思います。 僕は、真理の探求というのは、行って、帰ってくる、旅路だと言ったりします。 折り返し地 […]
バガヴァッド・ギーターという聖典は、とても稀有な存在です。 というのも、二元論的な思想を持つ人々に支持されるのは当然なのですが、非二元論的な思想を持つ人々にも支持されているからです。 例えば、不二一元論を提唱したシャンカ […]
最古の仏典は「スッタニパータ」だと言われています。 岩波文庫からは「ブッダのことば」というタイトルで出版されています。 ブッダは、自身の生存中には、経典といったものを、作らなかったし、作らせなかったそうです。 なので、ス […]