自分で自分を認めることができないことってありますよね。
「なんでこんなこともできないのか?」とか
「なんでこんな性格なのか?」とか。
そんな自分を認めるにはどうすればいいんでしょうか?
お話します。
自分へのハードルを下げる?
自分を認める方法として、
自分へのハードルを下げるということが良く言われていると思います。
例えば、毎日1時間の散歩をしたいんだけれども、
どうしても、サボろうとしてしまう。
そんな自分を認められないというとき。
時間を短くしてみます。
ハードルを下げるということですね。
例えば、1時間から10分にするとか。
そうすれば、たしかに毎日散歩も続けられるかもしれません。
でも、本当にそれで自分を認められるんでしょうか?
そんなの、自作自演みたいでいやだ?
なんか、
「自分を騙しているみたいでいやだ」
「自作自演みたいでいやだ」
という人もいると思います。
まあ、たしかに自作自演みたいなものですよね。
自分を認めたいという自分がいて、
認められたいという自分もいる。
そして、お互いに、妥協をします。
双方の合意がないと、この方法は使えないんです。
だって、認めてあげたい自分がハードルを下げてあげても、
認められたい自分のハードルが下がらなかったら、
自分を認めることにはなりません。
「1日10分でいいよ!」
「え。。1日10分じゃいや!1時間じゃないとだめ!」
ということになってしまいます。
大事なのは、認められたい自分は、
なんで、そこにハードルを作っているのかというところなんです。
自分よりも他人に認められたい?
ハードルを作る目的。
なんなんでしょうか?
簡単です。
他人に認められたいんです。
このハードルをクリアすれば、
他人に認めてもらえると思っているんですね。
例えば、毎日1時間の散歩。
毎日1時間散歩することによって、
ダイエットができるかもしれません。
その結果、痩せた自分を褒めてもらえるかもしれません。
だからこそ、このハードルを下げたくはないんです。
毎日10分の散歩にして、
たいしてダイエットできなかったらいやですもんね。
褒めてもらえなくなってしまうかもしれません。
実のところ、
自分で自分を認められないからこそ、
他人に認めてもらうために、
ハードルを作ってしまうんですね。
「自分で自分を認められない」
↓
「他人に認められたい」
↓
「ハードルが高くてクリアできない」
↓
「自分で自分を認められない」
という堂々巡りなんです。
自分で自分を「意識」する。
この堂々巡りを解決するには、
自分と他人には差がないということを、
理解する必要があると思います。
なんで、他人に認められたいって思うんでしょうか?
それは、認められるということは、
意識してもらえることでもあるからです。
人は、意識してもらいたがる生き物です。
子どもをみていると良くわかりませんか?
「ねぇねぇ!見て見てー!」
って見てもらいたがりますよね。
つまりは、意識してもらいたいわけなんです。
それは、大人になっても続きます。
でも、意識って他人しか持っていないものなんでしょうか?
自分だって、意識って持ってますよね?
ということは、
自分で自分を意識するということもできるんじゃないでしょうか?
認める必要はなくて、ただ、見守るだけでいい。
自分で自分を認める必要ってないんです。
ただ、自分に意識を向けて、
見守るだけでいいんです。
認めようとしない!
それがコツです。
自分という存在を、
ただただ、意識してみてください。
たぶん、自分で自分を認められない理由が、
頭の中にでてくると思います。
その考えにも反応せずに、
ただ、見守ってみてください。
まあ、それが結構難しいんですけどね。
頑張って、頭の中の考えと距離を置いてみてください。
そうすると、不思議なのですが、
他人に認められたときのような感覚を味わうと思います。
自分で自分を意識したからです。
そういうことが可能なんですね。
自分と他人の意識には差がないんです。
そうなってはじめて、
ハードルを下げるということができるようになってきます。
自分で自分を意識できるようになっているからです。
そして、自分で自分を認められるようにもなっていきます。
順番が逆なんですね。
まとめ
というわけで、
自分で自分を認めるにはどうすればいいのかというお話をしました。
自分で自分を「認める」必要はないんです。
まずは、自分で自分を「意識」できるようになることが大事なんですね。
実のところ、自分が本当に求めているものはそれなんです。
意識されることです。
自分で自分を認められるようになるのは、
その後ってことなんですね。