人間の心はAI(人工知能)みたいなもの?

数年前から、
AI(人工知能)という言葉がよく使われはじめました。

2020年に実用化されるという、
車の自動運転にもAIが使われています。

今後、人類の未来を変えていくことになるであろうAIなのですが、
人間の心もAIみたいなものだと言ったらどう思いますか?

実は、AIみたいなものです。

「人間をAIと一緒にしないでくれよ」
という声が聞こえてきそうですが、
実際のところ、人間の心というのはAIみたいなものだと思います。

もちろん、同じとは言いません。

人間のほうがずっと高度です。

でも、高度に洗練されたAIとして、
人間が存在していると言えなくもないと思うんです。

反対に、AIと何が違うんでしょうか?

反対に、AIと人間の心は何が違うんでしょうか?

人間の場合、体を持っています。
その体の中に、心が存在しているように感じます。

でも、詳しいことは分かりません。

体にしても心にしても、
どうやって動いているのかは詳しくわからないというのが、
実際のところだと思います。

自然の驚異ってやつですね。

一方、AIの仕組みはよく分かっています。

なんといっても、
人間がプログラミングしますからね。

プログラムをHDDに格納して、
それをロボットにでも繋げれば、
金属製の体を持ったAIロボットの完成です。

外部からの刺激に対して、
プログラミングされた通りの反応を示します。

そう考えると、
AIと人間というのは全然違うもののようにも思えます。

なんといっても、
人間がAIを作り出していますからね。

自由意志を持っている?

でも、人間とAIの違いでよく言われるのは、
「自由意志」なんじゃないでしょうか?

人間は自由意志を持っていて、
AIは自由意志を持っていないと、
それが1番の大きな違いだと。

「将来的にAIが自由意志を持つようになるのか?」
ということも議論されたりしますよね。

議論としては面白いと思います。

映画マトリックスもこのネタが使われていますよね。
ある時、マシーン(AI)が自由意志を持ったという設定になっています。

でも、ひとつ見落とされていることがあります。

それは、
「そもそも、人間は自由意志を持っているのか?」
という点です。

一般的に、人間には自由意志があるように感じられます。

普段の生活でも、自分の意志で色々な物事を決めますよね。
「今日は、カレーを食べたい!」とか。

でも、それって本当に自分の意志で決めたことなんでしょうか?

AIのように、
自動的にそういった決断が下されているだけということはないんでしょうか?

今この瞬間に、記憶と言葉を失ったなら。

それを知るための1つの方法があります。

今ここで、記憶喪失になったフリをしてみるといいんです。

それも、簡単な記憶喪失じゃありません。
すべての記憶と、言語能力を失ったフリをしてみてください。

言ってみれば、今この瞬間に、赤ちゃんにもどったフリをしてみてください。

自分が誰なのか認識できる?

よく、テレビドラマとかで記憶喪失になると、
「私は誰?」というセリフがでてきます。

でも、実際のところ、
そんなセリフがでてくるでしょうか?

なんといっても、言語能力を失っています。
そんなセリフはでてきません。

そして、すべての記憶を失っているとなると、
物の名前も忘れてしまいます。

例えば、椅子を見たときに、
それに椅子という名前がついているとは思いません。

机も同じですね。

自動車だってそうです。

例えば、ミニクーパーを見て、
それが自動車であって、
ミニクーパーという名前がつけられているということに気がつけません。

記憶がありませんからね。

じゃあ、自分に対してはどういう反応になるでしょうか?

自分の体に対してです。
その体を、自分だと認識するでしょうか?

おそらく、自分の体だとは認識しないはずです。
ただ、物体(体)がここにあるという認識になるはずです。

そもそも、「自分」という概念すら分からないんじゃないでしょうか。
ただ、5感覚があって、そのことに気がついているだけです。

そんな状態のときに、「自由意志」なんてあるんでしょうか?

心は、体が生まれた後に作られるAIみたいなもの。

記憶喪失になっても5感覚は感じます。

でも、5感覚を感じているのが、
この体だということには気がつけないでしょう。

それは、なぜなんでしょうか?

それは、記憶がないからです。

例えば、視界。
人間は、目で見たものを視界として認識しますよね。

でも、人間には顔があって、
そこに2つの目がついているということが記憶になければ、
なぜ、視界がここにあるのかが分かりません。

もっと言えば、誰にとっての視界なのかが分かりません。

聴覚や触覚、味覚や嗅覚も同じですね。

記憶があるからこそ、
5感覚と体を結びつけることができます。

そして、その記憶が元になって、
心が機能するようになるんですね。

例えば、親に名前を呼びかけられれば、
ここにある体とその名前を結びつけはじめます。

そして、体になにかが触れれば、
その触覚を感じます。

ここにある体になにかが触れると、
触覚を感じるということを学習します。

記憶が蓄積されます。

そうしていくうちに、心が生まれるんですね。

そして、自分はここにある体なんだと、
自分は心なんだと思い込むようになります。

言ってみれば、心というのは、
体が生まれた後に作られる、AIみたいなものなんです。

AIだって、データ(記憶)がなければ動くことができません。

じゃあ、あなたは一体誰なんでしょうか?

じゃあ、あなたは一体誰なんでしょうか?

自分がAIであることに気がついていない心なんでしょうか?

それとも、体?
体は勝手に動いている植物のようなものです。

心臓は誰が動かしているんでしょうか?
呼吸は誰がしているんでしょうか?
細胞の新陳代謝は誰がおこなっているでしょうか?

勝手に動いていますよね。

「自分の意志で歩いたり、腕を動かしたりできるよ」
と思うかもしれません。

でも、その意志はAIみたいなものです。

記憶がない状態でそんなことを言えるでしょうか?

そして、重要なのは、
その記憶は自分で選んだものでしょうか?

おそらく、勝手に記憶が蓄積されてきたのではないでしょうか。

「自分には過去生の記憶がある」
という人もいると思います。

じゃあ、その記憶がなくなれば、
過去生は無くなるんでしょうか?

実のところ、そうなんです。

過去生に限らずに、
今この瞬間も、
記憶がなくなれば、あなたは存在しないことになります。

「そんなバカな」と思うかもしれません。

例えば、映画というのは映像と音声があるからこそ成り立ちますよね。

人生も同じです。
記憶と言う名の、映像や音声やその他があるからこそ成り立っているんです。

記憶がなくなるということは、空白の映画フィルムになるのと同じようなことです。

でも、記憶をすべて失ったとしても、
残るものがありますよね。

それはなんでしょうか?

記憶や言語能力に左右されずに、ずっとそこ(ここ)にあるもの。

あなたが存在しているという感覚は、
体と心からではなく、
そこからきているんじゃないでしょうか?

まとめ

というわけで、人間の心はAI(人工知能)みたいなものだというお話をしました。

実のところ、人間の心はAIみたいなものです。

AIと心の違いはなんでしょうか?

体を持っていること?
人間がAIを作り出しているのだから、同じもののはずがない?

色々ありますが、
1番の違いは「自由意志」でしょう。

人間は自由意志を持っており、
AIは自由意志を持っていないと。

でも、本当にそうでしょうか?
人間は自由意志を持っているというのは本当でしょうか?

実のところ、人間は自由意志を持っていません。

今ここで、完全に記憶喪失になったとしたらどうでしょうか?
あなたは自分が誰なのかを認識できるでしょうか?

おそらくできないでしょう。
記憶がないことには、心も機能できないからです。

言ってみれば、心というのは、
体が生まれた後に、記憶を元に作られるAIみたいなものなんですね。

じゃあ、あなたは一体誰なんでしょうか?

記憶をすべて失ったとしても残るもの。

記憶や言語能力に左右されずに、ずっとそこ(ここ)にあるもの。

自分が存在するという感覚は、
体や心からではなくて、そこからきているんじゃないでしょうか。

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