サンスクリット語には「ヴィヴェーカ」という言葉があります。 ラーマクリシュナの弟子である、ヴィヴェーカーナンダのヴィヴェーカですね。 「識別する力」という意味だそうです。 真理の探求では、ともすれば、すべてはひとつという […]
カテゴリー: アドヴァイタ(不二一元論)
非二元論では「自由意志は無い」と言われることがあると思います。 確かにその通りなのですが、多くの人は、自由意志を感じながら生きているのではないかと思います。 「自由意志が無いのだとすれば、有るように感じられている、この自 […]
今回は、ニサルガダッタ・マハラジの「意識に先立って」という本からいくつかの言葉を引用しながらお話したいと思います。 「意識に先立って」という本には、ニサルガダッタ・マハラジが死ぬ直前の1年間ぐらいの対話が収録されています […]
今回は、シャンカラの「ウパデーシャ・サーハスリー」という本の解説をしてみようと思います。 シャンカラと言えば、西暦700年〜750年頃に活動した不二一元論(アドヴァイタ)の創始者です。 シャンカラには多くの著書があるよう […]
最近の、非二元論の流れとしては、「すべては意識(気づき)」という考え方がメインストリームなのではないかと思います。 仏教の「空」の思想とも親和性が高いですし、それは真理であるかのようにも思えます。 もちろん、それは真理の […]
真理の探求をしていると、「私は存在しない」という言葉にふれることがあると思います。 まるで、その言葉が真理であるかのように扱われることも少なくないんじゃないかと思います。 仏教の「諸法無我」という言葉が引用されることもあ […]
真理の探求をしていると、様々な思想にふれることになるんじゃないかと思います。 様々な思想がありますが、大きく2つに分けるなら、二元論と非二元論(一元論)のどちらかに分けられるんじゃないかと思います。 例えば、キリスト教は […]
ヴェーダーンタ学派は、インドでも大きな勢力を誇っているようです。 ヴェーダの最後を締めくくる書物である、ウパニシャッドを主に研究する学派ですね。 そんな、ヴェーダーンタなのですが、「ヴェーダーンタ」という言葉ではなく、「 […]
ラメッシ・バルセカールは、「理解のトンボ返り」という言葉を使います。 非二元論の教えを聞いて、真理を理解したと思ったのに、突如として、そうは思えなくなってしまう現象のことですね。 「私は存在しない。はずなのに、ものすごく […]
非二元論と、大乗仏教の「空」の思想は、似ていると言われることがあります。 非二元論も、大乗仏教も、オリジナルな教えというわけではありません。 どちらにも、そのオリジナルがあります。 大乗仏教の場合には、もちろん、ゴータマ […]