「根拠のない自信」ってありますよね。
根拠がないと言われていますが、
その根拠は明確です。
それは感情にあると思います。
「イケル」という感情があるからこそ、
自信がでてくるんです。
お話します。
「2種類」の根拠のない自信。
ビジネスにしろなんにしろ、
目標を達成するためには、
根拠のない自信を持つことが大事だとよく言われています。
たしかにそうだと思います。
でも、根拠のない自信には、
「2種類」あると、
僕は思うんです。
目標を達成することができる、根拠のない自信と、
目標を達成することができない、根拠のない自信です。
自分が感じている根拠のない自信がどちらなのか、
それを判断することは難しいと思います。
経験ゆえか?それとも、無知ゆえか?
目標を達成することができる、根拠のない自信は、
経験ゆえに感じる自信です。
自信があるんだけれども、
それを言葉では説明できないという状態ですね。
目標を達成するためには、
頭の中で、達成するまでの工程をシミュレーションできる必要があるのですが、
まだまだ、ぼんやりとしていて、ハッキリとはしていない、
でも、そのうちハッキリするだろうという状態ですね。
こういう根拠のない自信の場合、
ほんとうに目標を達成する確率は高いと思います。
でも、無知ゆえの、
根拠のない自信というのもあります。
人の話を鵜呑みにしてしまう人に多いかもしれません。
例えば、強く願えば、ほんとうにそれは現実になると思い込んでいる人。
頭の中で、目標を達成するためのシミュレーションはできないでしょう。
経験がありませんから。
しかも、シミュレーションしようともしていないかもしれません。
することは、強く願うことだけです。
それでも、根拠のない自信だけはあるんです。
でも、目標は達成されないと思います。
どちらも「イケル」という感情をともなう。
経験ゆえの根拠のない自信も、
無知ゆえの根拠のない自信も、
どちらも「イケル」という感情をともないます。
もし、「ダメそうだ。。」という感情がともなうのであれば、
根拠のない自信なんて持てないと思います。
反対に、根拠のない不安になってしまいますよね。
そして、感情というのは、
言葉で説明することは難しいです。
僕は、心というのは、言葉にできない感情を、
言葉にしようとする存在だと思っています。
つまりは、心は感情の代弁者みたいなものなんじゃないかと。
無知ゆえの根拠のない自信の場合、
最初のうちはいいのですが、
だんだんと現実がみえてくると、
感情が変化していきます。
根拠のない自信が不安へと変わっていくのではないでしょうか。
そして、心がそれを代弁します。
「イケルと思っていたんだけど、勘違いしていたみたいだ。。やっぱりダメだ。。」
というふうに。
自信は、だんだんとつけていけばいいのでは?
なので、僕は思います。
根拠のない自信を持つ必要なんてないんじゃないかと。
特に、最初から持とうとしなくてもいいのではないかと。
なにごとも、経験を積み重ねていけば、自信がでてくるものだと思います。
例えば、僕たちは小さいころ、
自転車に乗れない時代がありました。
いきなり乗れたという人はいないでしょう。
根拠はないんだけど、
自転車に乗れると思っていたという人もいないと思います。
もしかしたらいるかもしれませんが。。
自信はないんだけれども、
とりあえず自転車に乗ってみて、
転んでは乗ってを繰り返して、
だんだんと自転車に乗れるようになったと思います。
そして、今では自転車に乗れる自信があることでしょう。
この場合は根拠のある自信ですけどね。
根拠のない自信を持つよりも、感情を満たすほうが大事かも。
そして、僕は思います。
根拠のない自信を持つよりも先に、
感情を満たすほうが大事なんじゃないかなと。
経験をしっかりとつめば、
根拠のない自信はだんだんとついてくると思います。
ということは、1番大事なのは、
経験をつむために動こうとする感情なんじゃないかなと思います。
「とりあえずやってみよう」って思うことが大事なんじゃないかと。
そのためには、感情を良い状態に保っておく必要があります。
ネガティブな感情のときに「とりあえずやってみよう」とはなかなか思えないですもんね。
まとめ
というわけで、根拠のない自信についてお話しました。
根拠がないと言われていますが、
その根拠は確実に感情にあると思います。
そして、根拠のない自信を持つことが、
目標を達成することに、必ずしも繋がらないのではとも思います。
無知ゆえの根拠のない自信というのもありますからね。
そういう人をみたことはありませんか?
最初は自信満々だったのに、
だんだんと、自信を失っていく人を。
僕自身もそういう経験があります。
なので、あまり根拠のない自信にこだわる必要はないと思います。
自信がないなら、つければいいんです。
大事なのは「とりあえずやってみる」ことなのではないかなと思います。