カテゴリー
真我探求

魂は個別のものか? それともひとつのものか?

魂というのは、個別のものだと思われていると思います。

人の数だけ魂は存在すると思われているんじゃないでしょうか?

動物にだって魂が存在していると考えるかもしれません。

そして、死後の世界にも、体としての誕生を待っている魂たちが順番待ちをしているんじゃないかとも考えるかもしれません。

そう考えると、この世、この世を超えたところには、大量の魂が存在しているようにも思えます。

でも、本当にそうなんでしょうか?

実は、魂はひとつしかないと言ったらどう思いますか?

ひとりひとりに魂があり、その魂がこの世界を輪廻する?

もし、ひとりひとりに魂があるのであれば、少なくとも、今現在、地球上には70億もの魂が存在していることになります。

動物も含めるならもっとですね。

仮に、宇宙人が存在しているのであれば、その数はもっと跳ね上がるでしょう。

何兆もの魂が存在しているなんてこともあるのかもしれません。

そして、場合によっては、あの世で順番待ちをしている魂の数の方が多いなんてこともあるのかもしれません。

それこそ、魂の数は天文学的な数字になるのかもしれません。

そして、それらの魂が、この世界を舞台に、輪廻転生を繰り返しているのかもしれません。

もしかしたら、宇宙は1つだけとは限らないかもしれません。

複数の宇宙が存在しているかもしれません。

場合によっては、宇宙をまたいで輪廻転生をする魂もあるのかもしれません。

そういった経験を積み重ねていくことで、魂は成長し、真理に近づいていくのかもしれません。

でも、本当にそうなんでしょうか?

こうやってお話したことは、僕の単なる想像です。

それは、どうしたら確認できるんでしょうか?

魂は信じるべきものか?

魂を語るときに問題となるのは、魂という実体を確認することができないことです。

ひとりひとりに魂が存在するとして、一体、その魂はどこにあるんでしょうか?

少なくとも、肉眼で見えるようなものではないことは確かなようです。

どんなに優秀な外科医であっても、魂の在り処を探し当てることはできないと思います。

じゃあ、霊的な何かが見える人は、魂を見ることはできるんでしょうか?

人のオーラが見える人はいると思います。

何かしらのカタチをとる、霊的な何かが見える人はいると思います。

でも、魂を見ることができるという人を、僕は聞いたことがありません。

肉眼でも見ることができず、霊的な眼でも見ることができないのであれば、魂の存在はどうやって確認すればいいんでしょうか?

輪廻転生を信じる人であっても、死という現象は恐ろしいものに感じるかもしれません。

それは、魂の存在を確認することができないからなんじゃないでしょうか?

体が死んでも、魂は輪廻転生を繰り返すと言われても、それを確認することができないなら、少なからずの疑惑が残るんじゃないでしょうか?

「死後の世界って本当にあるのかな? もしかして、この体が死んだら虚無に落ちるだけなのでは……」という疑惑が残るんじゃないでしょうか?

もし、魂の存在を確認することができないのであれば、人に求められるのは信じる力だけです。

「信じるものは救われる」

そう言われることがあります。

魂の存在は、信じるべきものなんでしょうか?

輪廻転生の概念は信じるべきなんでしょうか?

魂の中で、世界が輪廻します。

実のところ、魂の存在は確認することができます。

ただ、それは肉眼でも霊的な眼でも確認することができません。

魂というのは、見る対象じゃないからです。

いくら霊性を高めてみても、魂を見ることはできません。

魂という存在は、あまりにも極大で、あまりにも極小です。

例えば、海の中で、海水の一滴を探そうとしても、それを認識できない可能性があります。

全体が海水なので、その中に一滴を探してみても見つからないからです。

魂を個別のものだと想像するのは、それに似たものがあります。

多くの人は、ひとつの体にひとつの魂が入っていると考えると思います。

まさしく、そう考える事自体が盲点なんです。

「魂とは、個別のものだ」という固定概念があるがゆえ、魂の存在を確認することができません。

実のところ、あなたは魂の中にいます。

あなたという全体が、魂そのものです。

それは、体を包んでいるとかそういうレベルのものではなく、あなたが認識するすべてが魂の中にあります。

他人でさえ、魂の中にあります。

この世界でさえ、魂の中にあります。

魂は、そのひとつだけです。

多くの人は、この世界の中で、個別の魂が輪廻転生すると考えます。

でも、実際のところは逆です。

このひとつの魂の中で、世界が輪廻転生します。

その中に、個人としてのあなたも含まれるというだけです。

そして、その個人には継続性はありません。

この体は、この夢の中でのみ継続するものです。

心や記憶だってそうです。

この夢の中でのみ継続しているものです。

仮に、この体が死んだ後に、魂の中で輪廻転生が起こるならば、そこに現れるのは別人です。

今のあなたとは何の関係もありません。

ただ、ひとつの魂だけが継続します。

「とはいえ、地球上には70億もの人がいるじゃないか」と思うかもしれません。

確かにそうです。

でも、そう想像することができるだけなんです。

この、ひとつの魂の中で、「他人にも、ひとつの魂があって、それが70億人分あるんじゃないか?」と想像することができるだけです。

まさしく、それは、海の中で海水の一滴を探そうとするようなものです。

関連記事:「すべてはひとつ」の「すべて」は何を指すのか?

作成者: 山家直生

空白JPアーカイブ2020+」電子書籍(Kindle)を出版しました。

2021年からTwitterも始めました。

プロフィールはこちらです。

このブログに書かれていることは、基本的には、なぜ、苦しみと退屈を避けないほうがいいのかということの説明のためにあります。

なにかご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。